赤ちゃんに人参はいつから?
離乳食での初めての野菜に、甘くて柔らかく赤ちゃんにも食べやすい ”人参” を選ぶママ多いです。栄養も豊富だし、人参のオレンジ色が離乳食の彩りを豊かにしてくれます。
そんな離乳食におすすめの食材の人参、ここでは下ごしらえの方法や保存方法、人参を使った離乳食のレシピなどをご紹介していきます。
離乳食で人参はいつから?
離乳食に使える時期は?
初期 | 中期 | 後期 | 完了期 |
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〇 | 〇 | ◯ | ◯ |
人参は、離乳食初期から離乳食に使うことができます。
加熱すると柔らかくなり、甘みが増します。離乳食を作るときにも調理しやすく、赤ちゃんにとってもとても食べやすい食材です。
皮のすぐ近くに、おいしさや栄養が含まれているので、調理の際には皮は薄くむくのがポイントです。
人参は一年中スーパーなどで手に入りますが、秋から冬にかけてが旬です。
緑黄色野菜に豊富に含まれるカロテンが多く含まれています。またビタミン類が少量のほか、カリウムなども含まれます。
人参を食べることで、カロテンが喉や鼻の粘膜を丈夫にし、免疫力を高めてくれるので風邪をひきにくくなったりという効果も大いに期待できます。
また、普通のスーパーではあまり見かけませんが、人参の葉はより豊富な栄養がふくまれています。いつも食べているのは、根の部分にあたりますが、たんぱく質は根の3倍、カルシウムは根の5倍、 脂質、含水炭素、鉄分なども葉のほうが豊富に含まれています。
人参の選び方
葉の切り口が小さく、緑色をしているもののほうがよい。オレンジの部分はなめらかで傷がなく、オレンジ色が濃いものがよい。
人参の下ごしらえ
本来、皮の近くにおいしさや栄養が豊富に含まれていますが、離乳食期の赤ちゃんには皮付きのままだと飲み込みにくいので、薄めに皮をむいて調理します。
鍋でゆでる
①皮を薄くむいて、いちょう切りにします。
②熱湯で柔らかくなるまで茹でます。
③柔らかくなったら、離乳食時期に合わせてすりつぶしたりします。
普通にお鍋で柔らかくゆでる方法ですが、他にも楽に下ごしらえができる方法もあるのでご紹介します。
電子レンジを使って加熱する
少量の水で短時間で加熱できるので、栄養を逃がさずに柔らかくすることができます。
①人参の皮を薄くむきます。
②乱切りに切り、耐熱皿にのせたら少し水を加え、ラップをします。
③500Wで約2分ほど加熱して出来上がり。
炊飯器でお米と一緒に炊く
私もよく実践していた方法です。こちらも水分を使わず栄養も逃げにくいです。そしてとても柔らかくなります。
①人参の皮を薄くむき、アルミホイルに包みます。
(必要な分だけ、1本まるごとでもOK!)
②そのままお米と一緒に炊飯器へポン。
③ご飯が炊き上がったら、できあがり。
アレルギーの心配は?
人参は、極めてアレルギーの可能性は低い食材です。
ですが消化機能の未発達な赤ちゃんですから、全くアレルギーの可能性がないわけではありません。初めて離乳食で人参を赤ちゃんに食べさせるときは、まず少量ずつ与えて様子を見るようにしましょう。また1歳ころまでは生で食べられるものでも加熱することが基本です。
人参を使った離乳食のレシピ
離乳食初期:人参のペースト
- 上の人参の下ごしらえを参考に、柔らかくする。
- 柔らかくなった人参をすりつぶす。離乳食を始めたばかりのころはさらに裏ごしをする。
- 少しずつお湯を足して、ちょうどよいなめらかさになるまでのばす。
離乳食中期:人参とお豆腐の煮物
- 上の人参の下ごしらえを参考に、柔らかくする。
- 柔らかくなった人参を、粗目につぶす
- 豆腐は小さなさいの目切りにし、熱湯でゆでる。(電子レンジで加熱しても可)
- 2の人参と3の豆腐をまぜる。
離乳食後期:人参スティック
人参自体に甘みがあるので、味付けはしなくてもいいように思います。もし味付けをするのならば、水からゆでる部分で野菜スープを使ってゆでるなどしてみてはいかがでしょうか?
- 人参の皮をむいて、赤ちゃんの握りやすい大きさに切る
- 水(野菜スープ)からゆでる、または耐熱皿に人参をのせ、ひたひたの水を入れたらラップをかけて電子レンジで柔らかくなるまで加熱する
(人参を電子レンジで加熱する方法は上を参考にしてください!) - 冷めたらできあがり
離乳食完了期:人参のグラッセ
完了期にはほぼ大人と同じものを食べるようになります。薄味は心がけましょう。
- 人参の皮をむいて、食べやすい大きさに切る
- 野菜スープ(1/2カップ)に砂糖(小さじ1/3)とバター(少し)を入れて、1の人参を入れて煮る
- スープがなくなってきて、人参が柔らかくなったらできあがり
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